泥武士@銀座

なおさんと30分でいいから会って打合せさせて!と言っていたのに、なぜか泥武士で飯を食うことに。しかも打合せ15分で終了(笑)。
泥武士は熊本に本店を持つオーガニック食材のレストラン。銀座店は東京1号店で、ファンケルのビルに入ってるのがにんともかんとも(笑)。もしかして広尾店の方が雰囲気はいいのかもしれない。熊本って名物料理がラーメンと馬刺な割にちょっと食に対するこだわりがある土地なのではないか、と勝手に察しているのですけど*1、その熊本に「本店を持つ」「オーガニック」のレストラン、という点で、前々からかなり行ってみたかったお店なのです。で、念願かなって行ったわけだよ!諸君!オレの期待の大きさも察してくれよ諸君!
なかなか店内もこじゃれていて、2人個室があったりと、しっぽり飯を食うにはいい店だと思います。料理の値段はちょっと高くて、大きめの皿にちんまりともられている感じ。でもさすがに素材がいい!ちょいちょいっとつける塩までうまい!塩だけなめてジュースを飲む始末。あと黒豚が鹿児島でうまい!とされている黒豚よりもいい歯ごたえでもちもちしていたので、あの黒豚のとんかつはうまかろう、と想像します。食べたい。名物のフライドごぼうもなかったので、もう1回ぐらいは行ってもいい。あとね、梅酒がうまかったの。1口飲ませてもらったんだけど10年物。濃ゆーいリキュールを飲んでるみたいな。でもプリンのカラメルのような濃さでさあ。体調のいい時にあそこの梅酒飲みに行きたい。
でも、この値段出せばこれぐらいの素材は食べられるよな、と思ったのも事実。実はもっとうまいオーガニック素材の料理を最近食ってしまったので、感動が薄いのも事実。決してまずくないし、お店の雰囲気はいいのに、なにか足りない。また何回も通おう!という感動がない。料理して出した時に「この料理がこんなに高いかー?」って思っちゃうような料理屋さんはよろしくない。
ちゃんとした有機野菜を作るにはそれなりに手間暇もお金もかかる。でも、もっと安い値段で出所のしれた有機野菜を、それは手をほとんど加えなくても素材が美味しいので、ほんとに素朴に感動的に出しているお店は最近よく見る。そろそろ、有機野菜は高くてもしょうがないでしょ?的な商売は通じなくなってきているじゃないかな。

*1:それは日航ホテル裏のレストラン街のセンスとか、行ったことないけどウワサで見聞きするお店情報などから