真心ブラザーズ@Liquidroom Ebisu

今年、東京でやったライブにはほとんど足を運んだ真心ブラザーズのライブ納めに行きましたよ。ビックリするほどの高い打率を誇る真心のライブなのですが、今回はライブ納めらしくなんだか宴会っぽい、ダラリとした(笑)、完全に身内の前でやってるファミリー感溢れる温かいライブでした。ながーーいMCにグダグダな演奏。全然緊張感とかないのな(笑)。だけどそんな空気さえも楽しく感じられるし、それでいいんだよ。そしてそんな今回のライブでもワタクシの脇の下は全開に開かれていて、肩胛骨の血の巡りが良くなったような(笑)。前も書いたけど、こんないとも簡単に腕が上がってしまう音楽を私は知りません。こんなに簡単に意識がぶっとんでしまうバンドも。いやまぁね、あんまり人には薦められないけどね(笑)(ということをMCで言ってたけど、お客さん失笑みたいな)。
「スピード」とか「拝啓、ジョンレノン」「新しい夜明け」なんかでピョンピョンと跳ねながら、健康で良かったなぁと(笑)。いや、ほんとに!しみじみ思ったよ。健康であるからこそ、こうやって楽しい瞬間に思った通りに跳ねたり暴れたりできるわけです。今年も1年、健康でこうやって楽しいライブが見れてありがとう!と心から言いたい。そして「うみ」を聞きながら、この2人と同じように歳を取ってきて良かったなとも思いました。フォーク→ミクスチャー→ヒップホップ→ロックみたいな音楽性をころころ変えながら進んできた真心さんとはもしかしたら価値観の違いっつうヤツで別れた人もいるだろうし、正直自分も少し離れていたこともあったけど、今、この人たちと同じ時代に、同じような感覚で好きな音を共有できること、そういう人たちがいたってことはすばらしい事だよ。なんか久々に「うみ」を見ながら、もしかしてこのシーンを20年30年後にも見ることができるんじゃないかって思った。
来年もまた、楽しませてください。ほんとに復活してくれてありがとう。老後の楽しみが1つ増えました。