006.泣かない女はいない / 長嶋有

泣かない女はいない

泣かない女はいない

真心つながりで読んでみました*1。表紙やタイトルから受けるイメージから抜け出るところは正直ないのだけれど、2つめの「センスなし」に出てくるバンドが聖飢魔Ⅱなのがものすごいツボでした。いろんなバンドブーム時代のバンドを差し置いて聖飢魔Ⅱ。しかもそれがちゃんと生かされてるところが良かったです。「泣かない女はいない」もある意味音楽ものかも。これは書いちゃうとネタばれしてしまうので書けませんが、ある曲の訳なんですよ。上手に訳してます。こっちの話は「まさかな…」と思った展開になってしまったところがちょっと残念でした。ほんとに2割ぐらい読んだところで思ったので。違うのも読んでみるかな。