チェルフィッチュ「三月の5日間」@SuperDeluxe

これはネクスト…ポスト演劇だ!←これ書いてみたかっただけです。続きとかないです。
オールツーステップスクールを見に行った時にも感じた不安定をまた感じた。とにかく概念の演劇ではなくて、今の若者言葉回しで進む物語で、話がいったりきたりしてて。チェルフィッシュのマネとかして遊べそうな感じ。いやま、実は始まって5分ぐらいはヤベ、やっちゃった?と思ってたんだよね、実のところ。こんなのやっちゃっておもしろいでしょー?的な自分たちのセンスをひけらかすようなモノかまたそれか、みたいに思ってしまったので。でもなんか引き込まれるものがありました。さすが岸田國士戯曲賞(笑)。具体的にはミッフィーさんがすごくうまかったので。ぐぐっといきました。あとデモやりまーすが単純におもしろかった。構成が繋がっている感は「運命じゃない人」っぽくもあり。でもちょっと物足りなかったかなぁ。物語の何か白くてホワホワしたものをつかみ損ねた。そんなものさえいらない表現なのさ、と言われればそれまでなのだが、やっぱりそこがあると自分的には”イイ感じ”なのです。次のも見てみたいな。
表現とはいろんな形があるなぁ。まだまだ新しい形は考えてやっていけるんだなあと、そういう部分ですごく心に残った。そういえば不思議な動きがついていたのですけど、そこがダンス的ととらえられているそうで…どうりでタカさんの守備範囲なわけだ、と思いました。
チェルフィッチュがselfishの幼稚語だということに会場に行ってから気がついた。チェルフィッシュじゃないのね。キシリッシュでもない。