073.美術手帖2005年10月号 [特集]横浜トリエンナーレへ行こう!

美術手帖 2005年 10 月号

美術手帖 2005年 10 月号

図書館にて熟読。前の横浜トリエンナーレは1回も行けなかったので今年は行きたいなあ。できたら設営手伝うとか、ワークショップとか参加したいんだけど。
来年は新潟の越後妻有トリエンナーレもありますね。新川さんの記事で、そういえばあの辺も地震でたいへんだったんだ、ということに気がつきました。なんで気がつかへんやったんやろ。ジェームズ・タレルの「光の館」の屋根や蔡國強の「ドラゴン美術館」も壊れたそうです。確かに「ドラゴン美術館」は足下も緩そうだし、あれだけの地震じゃあ壊れちゃうよなぁ。でも来年に向けてがんばって準備してるみたいなので楽しみです。
そして「ア ヤ   ズ エキシビション バ  ング  ント展」の記事。かなりの読み応えだった。ちょっと鼻が出た。なんで行かなかったんだろう、というと、どれだけblogの感想を読んでも、知らない人が入っている白い箱を見に行く気になれなかったのです。なんかねぇ…白い箱だったの。行っても結局は知らない人なんじゃないの?とか思っちゃったの。多分行かないとそれは他の物に変わらなかったのかもしれなかったなぁ。あと、多分これをやっている時期、自分は「消失する」ということを実感したくなかったんだと思う。こっちのが8割ぐらい。怖かったのかもしれない。白いし。【追記】なんか説明できない違和感が紐解かれたので追記。なんとなく気乗りしなかった理由、「白い箱からしてくる死に向かっていく匂い」を嗅ぎ取りたくなかったということだと思う。自分の五感の中でも嗅覚はかなり敏感だと思っているのだけれど、かすかにでも漂ってくる消失の匂いを胸に入れることで自分の胸に消失が巣くってしまうのではないか?というモヤモヤとした不安がぬぐえなかった。それはこういう理由でイヤだなあと確実に思うことではなく、なんかちょっと気乗りしないんだよねえーというレベルでの、いわゆるちょっとした野生の勘というヤツ。
この号の美術手帖はちょっと欲しいと思ったが1600円。アートは金がかかりますね。あと手帖ってこういう字だったのね。