「地名しりとり」と「どうでしょう」における旅番組についての考察(大きくでたね、どうも)

地名しりとりDVDが届いたのでさっそく見る。・・・・・・・・・つまらない。それは言いすぎだが、期待値が上がりすぎていたのか、思ったほどおもしろくなかった。Quick Japanを読んでいる限りではあんなにおもしろかったのに。なんで?見ながら理由をツラツラと考える。ゲームをしながら旅をする番組の成功例「水曜どうでしょう」と比べてみる。問答無用。私の中では同じ土俵です。

まず、しりとりをダイジェストとしてはしょっていること。

全しりとりが見れると思ってDVDを買った、というのは私がいけないんだろうか?4000円っちゅーそれほど安くもないお金を出してDVDをわざわざ購入した人に大して愛がない。その時々のワッキーの反応が見たいし、どういう状況でどこになったのか、が楽しい企画なのに、それを全部見せてくれないなんてCBCのケチンボ!だ!その点、どうでしょうは再編集!内容増量!たいへんだ!と声をでっかくして言い過ぎるのもどうかと思うほど言っていて、それはお金を出して買う価値もあるだろう、と思わせてくれる。上手。

道中もはしょりすぎ

いくらワッキーが寝てばかりいるからって、長い過酷な移動以外、一瞬で到着。これではたいへんさも全くわからない。乗り物好きには魅力半減。せっかくさあー飛行機には乗れない旅になってるんだからさあーもうちょっと行き方とか入れてよー。その点、どうでしょうは脳に残らないけれども、何月何日の何時にどの交通機関に乗りましたって出てくる。このちょっとした字幕が楽しく、一緒に旅をしてる気分を味わえる。

美味しいもの、楽しいところがほとんどでてこない

Quick Japanによれば、ワッキーは全国で美味しいお店に行きまくっていたそうじゃありませんか!それが全く出てこない!なんだこのやろーケンカ売ってんのか!!
というわけで、だいたい、私の不満の種は「ダイジェストになっている」っていうところから来てるんですか?(聞くな!)それはもう一番最初に書いたので充分じゃねえか、っつう感じだけれど、もう1回書くよ。お金を出して買った人に対しての愛が足りないってことだと思う。もっと知りたくて買うの。何巻になったって買うの。そういうのを「どうでしょう」って番組はなんだかしらないけど良くわかってるよね。ワッキーにもミスターにもモジャ毛にもそんなに興味がないけど、彼らが通った道とか、出会った人とか、食べたものとかが見たいの。だからはしょらないで全部載せて見せて欲しいんです。
地名しりとり」の魅力は出会い旅だと思う。しりとりした人とのエピソードとか、何度も訪れることで仲良くなっていった人とか、そういうのがすっごく大きい。ただ地名をしりとりで答えてもらっただけなのに、その人の人となりが出たりする。だいたい、しりとりで地名を答えてくれた人の声を切って、地名をナレーションで当ててるのが気に入らない。答えてくれた人にも愛がない。やっぱり、出会った人とかのエピソードがいろいろ出てくる場面はおもしろかった。
でもこのいまいちなDVDを見てて、旅のよさの伝え方はすごく良くわかったので、なんか反面教師的に良かったかも(笑)。