田原桂一 光の彫刻展@東京都庭園美術館



初めて行った庭園美術館。今日の目的はインスタレーション部分だったので、写真展はさらっと流す程度。木に光を照らして紅葉っぽく見せている作品。人工的な色の光だけれどキレイ。前に帯広で、馬小屋の中に光と音で猛吹雪を作っていた作品を見た時の感覚と同じで、なんていうか…人は簡単にだまされてしまうね(笑)というか。そんなことがいいたいんじゃないんだけどさあー。この木とかもモミジじゃないのね。だけどそんな色がついてるだけで、そう思えてしまう。逆に言うと、そういう空間を作ることは割りと簡単なのかもしれない。そういうのが思いつけることって楽しい。そう考えると田原さんがこだわる「光」っていうのは、人の思い込みにすごい力を与えていて、認識っていうのは「光」だよなあ。あたりまえのことに、またあたりまえに気づかされてしまった。田原さんの写真の現像がまた不思議で、モノクロなんだけど、鉛筆点描画みたいな風合いの写真。あれはどうやって焼いたんだろうか。インスタレーションは明日までなので、時間がある方は夜の散歩にいかがでしょうか。特にカッポーで行ったらいいよ。デートコース提案。