指先からソーダ / 山崎ナオコーラ

指先からソーダ

指先からソーダ

この人を食ったような名前の女性のエッセイは思い描いていたより弱々しくて繊細で、奇をてらってなくてほんわかしていた。その頃は26歳。28歳になった後書きは「人のセックスを笑うな」で感じたような人物になっていたけれど。この2年の間で何があったのかなあ。朝日新聞に掲載していた「指先からソーダ」。新聞でこれが読めたなんて贅沢だな。