NODA・MAP第12回公演「ロープ」

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今年の舞台始めはNODA・MAPでした。それも私の苦手な格闘技がモチーフ。いやまぁ取った後に知ったんだよ、格闘技がモチーフだって。知ってたら取らなかったか?と言われれば、取ったと思うんですけどね。だってやっぱおもしろいもんNODA・MAP。今まで観た数多ある劇団・団体の中で一番舞台を見てる!っていう感覚が味わえるんだよNODA・MAPは。今回はずっぱりもう真っ向から格闘。セリフでも出てきたけど、大事なことだからわかりやすく伝えたかったのかもしれないなぁと思うようなわかりやすさでした。今までの難解な謎解きっぽいものはあんまり感じられなくて、エンディングもすっきり。コトバ遊びも少なめ。だけどあとで、おっと!と思い出してポンと拳を打つようなそんなんもあります。
相変わらず一睡もしないで行ったら、途中の起承転結の「承転」あたりで寝ました。完全に寝ました。すいませんすいません。普通に目をあけていられなかったとです。でも最後の部分はちゃんと起きてられたよ(ヒドス)。反省して戯曲本買わせていただきました。読んだら割と長い時間記憶がなかったことが判明。どうりで宇梶さんの印象が薄い・・・・・・。
戯曲読んで思ったんだけど、役者さんのセリフ回しがすごい良かったなぁ。声の出し方とか抑揚のつけかたであんなに魅力が出るんだなぁ。会話として聞くとちょっと違和感があるんだけど、すごいリズム感があって、くすっと笑えたり心が躍ったりするのね。あとエンディング近辺とか怖くて泣きそうでしたよ。つか、ちびっと泣いた。怖かった。リアルに感じられないってことが怖かった。あんなに大きい音、怖いよ。
しかし宮沢りえちゃんはすごいわー。あんなに細いのに舞台でも存在感あるし、あのセリフ全然噛まないし、年取ってますますすごい人になったなぁ。美人もかわいいも老いも若いも思うがままで、しかもあの気を抜いてないがんばり具合。
明日(1/10)に指定席の追加が出るそうなんで、買えなかった人はいかがでしょー >> http://www.nodamap.com/01news/index.htm