「仏像 一木にこめられた祈り」@東京国立博物館 平成館

いやあ、やっと見に行けたです。仏像展。全部で100体以上の仏像がずらーーと並んでいて、実に壮観。あっち見てもこっち見ても仏像。一章、二章の仏像さんたちは魂抜きされてるとはいえ、今にも動き出しそうなのもありました。薬師がさあ、今にも頭つかんで薬塗りたくりそうなの。怖い!(ばちあたり)。十一面の裏の顔がすごい良かった。こういう展覧会は横に回り込んだり後ろをほへーと見たりできて良いですね。宝菩提院願徳寺の菩薩半跏像(伝如意輪観音)はつるんとして、ひとりだけスポットライト浴びてていい感じでしたけど、その足下のがんばってる人たちも見逃さないで!全然スポット当たってないけど!東大寺弥勒仏坐像は「ストップ!薬物」とでも言いたげな・・・てか、東大寺行ったのにこんなステキな仏像覚えてない・・・。しかし西住寺の宝誌和尚立像はすごかった…。誰かその伝説、んな馬鹿な!みたいなこと思わなかったんだろうか。だって和尚さんの中から十一面観音が皮を破って出てきたって尋常じゃないよ!!あと鉈彫りの鉈の跡が均一に並んでいたりとか、円空・木喰のかわゆい仏像まで堪能しました。木喰のさあーあの年取ってからの仏への情熱がさあ、すごいよ。なんか現代美術みたいな感じだった。ババアになってもまだまだできるね!というちょっとしたドリームが見れたよ!まだ来てなかった向源寺の十一面さんに会いにもう1回行こうと思います。
http://event.yomiuri.co.jp/2006/butsuzo/