帰ってきました

越後妻有アートトリエンナーレに行ってきました。今回は下見だから…と口々に言っていたわりに、パスポートを見るとたくさんの米粒があって、そしてスタンプとくればもう押させて押させてってなもんです。今回は前よりも広い範囲にわたって作品があったような気がします。いろんな集落をぐるぐると回ってきました。前夜祭&初日でバタバタしてたり、まだできてない作品や、まだ来てない作家さん(笑)もいたり、なんだか現地ではいろいろありそうですけど、非常に楽しかったです!道に迷ってたら親切に道を教えてくれたあげく、「まぁゆっくり休んでいったら?」と山の上の道ばたで開いていたお茶会に誘ってくれた地元の方とか、古民家のいい風の入ってくる窓辺でその集落の話をおとうさんに聞いたり。つい「またくるね!」と言ってみたり。でも、もしかしたらまた行ってももう二度と会えないかもしれないなぁと、ちょっと帰り道せつなくなったり。天気もよくて、緑の濃い匂いとか、広い空にもくもくした雲とか、自然も満喫して、やっぱりその集落の昔のことに思いをはせてみたりしました。もちろん全部は回れなかったので会期中にあと2回ぐらい行けたらいいな。
1日目はまだ前夜祭だったので、いろんな作品作りがラストスパート!って感じでほとんど見られませんでした。そんな中、前夜祭の「中越大震災復興祈願『妻有観世能』」を鑑賞。ドミニク・ペローさんもご来場。写真で見るよりもぜんぜん優美でした。現代建築なのに、まわりの風景になじんでいて、不思議と和風。暮れていく屋外で思わず笑ってしまうご当地狂言佐渡狐」と能「羽衣」を上演。狂言初めてみたけどおもしろい。「羽衣」美しかったなぁ。あまりの気持ちよさに半分ぐらい寝ちゃったけど(苦笑)。

2日目は本格的に作品をぐるぐると見て回りました。結構がんばって走り抜けました。あまりに山奥で行ってなかった莇平の明後日新聞社に行けたのはよかったです。山の中にFUNEがふーらふーらしててのんびりしてました。細かい作品のことはまたのちほど書こうかな。