040-041. シンセミア(上)(下) / 阿部和重

シンセミア(上)

シンセミア(上)

シンセミア(下)

シンセミア(下)

かあちゃん!オデがんばったよ!!というぐらいながーい2冊。まず最初の登場人物表で「マジっすか・・・・」としばし放心。こんなに覚えられるかい!!まあ後にこれを見ながら話を読み続けたりするためについてたんだな、と役立った表だったんすけど。しかしあの終わり方!あれで納得した人いるんですか?このながーいながーい自分の時間と、物語上の時間を過ごしてきて、まさかまさかの終わり方ですよ。途中で「まさか夢オチはねえよな?」と不安になったのと同じぐらいの衝撃波のラストでしたよ。ただあの人数をキレイに、あるべきエピソードをちりばめて収めた力ワザはすごいと思う。あと「神町」という名前と、そのあゆみの本であれだけの話を考えられることもすごいよな。まぁそれもそれでほんとにあった話だったら・・・ということが現実だったりするとすげえガッカリ度があがるんで調べたくない。「グランド・フィナーレ」はこれの習作だったのかな?なんか阿部さんとは相性悪いかも。