矢野顕子 with くるり@NHKホール

冬のひだまりのような、或いは冬限定の口どけなめらかチョコのような(笑)、キリッと寒い季節のもったりとした暖かさ。そんなライブでした。ああ、贅沢を言うようだが明日も見たい。渡されていた曲表を本番前にうっかり見てしまい、本番前から既に半泣き。終わった後もうっかりやらかしそうで、下唇をぐっと噛みしめた。でも渋谷の街を100mも歩いたら、そのでたらめさにまぎれそうになったので、落とさないように抱えて、反芻しながら急いで帰ってきた。何かを持ち帰って来れたような気がする。それにしてもくるりの面々は憧れの女子先輩と共演できて幸せっす!という体育会系文化部活の様相が激しくてひとしきり笑った。あと、こんなくるりの音、聞いたことねえ!というようなツブツブさだった。PAなのか、はたまた会場なのか、最近のくるりの方向なのか。あんなくるりもいいかもしれない。サポートのドラムの人がものすごい大きな音で叩いていて、それもそれで笑った。すごく楽しくて暖かかった。続きはまた後で。