こくごのじかん

むかーしむかし、TOKYO FMの深夜にZEEBRAがやってた「BEAT TO THE RHYME」っつー番組があって、もう毎週毎週Bでイルな仲間たちがわっしょいわっしょいやってきて、ちょっとすごいことに(ここには書けないようないろんな意味で)なってたんだが、その番組で一番気になってたのはそのドウプな人たちの口癖「間違いないね」だ。「この曲いいよねー」と同じ意味で「間違いないねー」、「明日発売なんでよろしく!」の返答として「間違いない」、「ほんと間違いないんでよろしく」とか。それはもう雨と飴、柿と牡蠣以上に使用方法の多い言葉なわけで、とりあえず「間違いない」と言えば会話は成立する魔法の言葉だったのです。しかもこの言葉、1時間に何回言わはるんでっしゃろ?というぐらい出てくるの思わず数えて机に正の字を書いたり、もちろんマネしたりしてたわけです。先日そんな「間違いない」界に異変が起こっていることに気が付きました。それは
「ネイルサロンに集う30過ぎの女達、磨くのは爪だけ。間違いない。」
この使い方です。どことなく重い。軽さがない。こんな「間違いない」がいまやメインストリームになってしまっているようです。今「間違いない」と言うとなんだかダサ臭がしてしまうよ。さあ、悪そうなヤツはだいたい友達なおともだち、今すぐシメに行くといいよ、長井秀和を。