ぶたいにっき9日目

千秋楽。今までは演目のタイトル、内容については触れなかったのですけど*1、今日はそういう解説も入れつつ書いてみます。
私はこれが初舞台なんで知らなかったけど、始まってから構成が変わる舞台ってあんまりないそうですね。時々自動は始まってからも日々変わります。途中で衣装が変わった人もいました*2。というわけで、千秋楽だというのに開演して1番最初の演目*3のスピードがBPM120から2段階アップ。公演前リハの時点で「できねえ・・・」と半泣きにやってた手遊びが、公演中に余裕でできるようになってしまったのです。慣れって怖いね。しかも飛び出しのカウントが2拍遅れになった。その分全力で走らないと最初の台に間に合わない。結果バーッと走って台に飛び乗るタイミングに。「ワンノートロック1」は次の「脈の音楽」のためにガンガンに脈をあげる、という演目なので、とにかく「脈あがれ!」と思いながら動いてます。だからのんびりやってちゃいけないのです。それにしてもたいへんだったなぁ・・・(笑)。本番で台から降りる時に後ろの子に足をおもいっきり踏まれたし、始まる前にダメ出しされてたし、「脈の音楽」を奏でたくても息が上がっちゃってねぇ(笑)
本番。今日は朝比奈さんの挨拶の代わりにムツくんがご挨拶。これがまた・・・(笑)。後半は「ガチャバン*4」がなくなったので余裕があると思いきや、「無意味コール1,2*5」がなかなかハード。
「寄合の緊張」初めてドラム叩きました。最後は作曲者でボーカルの国広くんの指揮に合わせて叩いたらすげえ気持ちよかった。曲の大半が幕の向こう側でドラムセッティングをしてるので演奏風景が見えないのがすごく残念。フロアの照明もすごくキレイなんだろうなあ。
「百年経ったらまた会いましょう*6」で、踊り始めたら輪の真ん中にたくさんのお客さんがいた。2日目ぐらいにも1回あったのだけど、あの時は3,4人だったので、真ん中を向いたら人がいてビックリした。今日はたくさんいたので位置についたらもう背中に人がいる気配がした。しかもお客さんがかなりワクワクしてるオーラがふわーんと漂っている(笑)。輪の真ん中で見るとどんな感じがしたのかなぁ。
続いて「ワンノートロック2*7」。これもダメ出しされていたので超緊張。私は一番前のド真ん中で演奏しているのですけど、ただでさえ、初舞台でそのような大役を仰せつかるとキョドってしまうのは知ってる人は知ってると思うのですが、口では8拍の言葉を叫びつつ、手は任意のリズムで演奏しつつ、リズムを首で取ってはいけない、という状況がほんとに難しかった。でも今日は終わったあと初めてちょっと笑いが起きたので、ちょっとうるっとしたよ。でもビデオ見たら少し首が動いてるんだろうなぁ(笑)。どこかのサイトの感想に「それほど難しいことをやらされてないのだが」と書かれていたのだけれど、結構こういうちょっとしたことが難しいのよね。楽曲も5拍子とか11拍子とかで、それに合わせて歌いながら手拍子とか。「じゃあおまえはできんのか!?」とか言いたくなるんですけど(笑)、一見難しそうに見えてないっていう意味では成功してるのかもしれません。
今日は村松せんせーが来てくれまして、正直、こういうちょっと難しいというか小賢しい感じのはスキじゃないんじゃないかなあと思ってたのですけど、すごく気に入ってくれてたみたいで良かったです。言われてみれば、作品のコンセプト以前に動いて声を出すということが前に出てたのか。演ってる方は全力で動いて全力で声を出すことは毎日言われていたし、必須の要素だったので、そういうことは意外に意識にないんです。それより自分たちで作った動きだし、常にカウントとセッティングと次の動きを考え、自分が出演していない部分はお客さんと一緒に楽しんでいるので、こういう書き方は誤解を生みそうだけどそこには気がつかなかった。
打ち上げはすごい盛り上がりだった。かなり歳の話をしまして、必ず全員がビックリ仰天していて、ちょっとアレだったんすけど(笑)、まぁでも最後で良かったよ、バレたのが。誰か騙したかったんだけどなあ。今となってはなんの話をしてたのか覚えてないけど、楽しかったです。

*1:わかっちゃうと本当につまらない舞台なので

*2:「登山家の夢」という演目。最初はバレイのチュチュだったけど、後半は登山スタイル

*3:ワンノートロック1」

*4:1ヶ月前に適当にバンドを組み、演奏したい楽器をセレクト。朝比奈さんが作った歌詞に曲を自分たちでつける。数回の練習の後にオーディション。全バンド合格してしまったので日替わりで2つづつ演奏。

*5:意味のあるようなないような歌詞を歌いながら踊る

*6:盆ダンス

*7:Aの音、8分音符だけで演奏するロック